今日は仕込みを一通り済ませ
ゆるっと店を開け本当にゆるっとご来店があった。
最初のご注文は嬉野の作り手、太田さんの桂花紅茶であった。
金木犀(きんもくせい)の花と紅茶の香りが溶け合った
甘い甘い香りが立ち上る。
花をいただき茶菓子をいただき道具をいただき、
HPやデザインの協力をいただき、
なによりみなさまのお心遣いに心からありがとうと何度も思う。
これからがスタートで
店についてやるべきことは山積している。
その中で当店のお茶について
またお茶を含めて飲み物についても
少しずつ紹介していきたいと思う。
ざっくりというと当店の紅茶とハーブとほとんどの酒は
・栽培に農薬を使用していない国内のもの
・単一品種もしくは作り手(作っている農家さん)のオリジナルのものであること
そして
・作り手がそれらを作ることに意識的であること
・ひどく高くはなく良質であり、日本のこういうのいいなと思っていただけるようなもの
「そして」以降は
主観的価値や基準が大きく関与する部分ではあるが
店に置くもの、提供したいものを決める上で
要となっている部分でもある。
私が尊敬するお茶に精通した御夫婦がいて
ご婦人がお茶を語る際に「日常茶」を強調されていたのが印象的だった。
外食がちょっとした「非日常」であるならば
当店で過ごす時間と飲み物が
訪れる方にとって「非日常の日常」のような
静かな良き化学反応をおこせたら、、と思っている。