年末間近、寒さも一気に押し寄せた。
今日は毎年恒例の、母手作りの干し柿に、熊本県の馬見原の作り手による岩永一号という茶葉から作られた春摘み紅茶を合わせた。
岩永一号は、作り手の先代がその土地らしい昔ながらの風味のあるお茶を作るために、在来種から抜擢したもの。
マメ科の花香を思わせる甘香がする、柔らかく優しい風味。
なんと、店主は昨年も同じ紅茶を合わせていることに後ほど気付く。
店主は山査子と猿島紅茶を紐付けしてしまうように、干し柿に馬見原紅茶を紐付けしてしまうのであろうか。
干し柿もそうだが、柿の風味は国産紅茶にとてもよく合う。
柿はクセはあまりなく(といっても食感や風味が嫌いな方もいるだろうが)、甘味がしっかりと舌に広がり、そこに紅茶をこくりとひと口飲むと、柿の甘味に紅茶の香味がすいっと乗って調和する。
今日選んだ馬見原紅茶も、丸みのある花香の甘い香りが柿の甘味を縁取るように華を添える。
薬膳では柿は体を冷やし、紅茶は温める。
そんな調和もあるのだろうかと思ったりする。
柿の美味しさに改めて気付き、伊豆、富有柿、次郎柿、平核無から国産や海外産のドライ甘柿などなど、今年はいろいろな品種や加工の柿を紅茶と合わせて食べていた。
柿の甘味を凝縮した干し柿も、優しくも個性的な土地土地の紅茶の魅力を広げてくれる。
昨年は福島の農家野菜を定期的に販売しているお店で、名産のあんぽ柿や無添加の干し柿も購入したが、今年はコロナ禍で販売員さんが来られず、また再開(再会)の日を思ったり。
ちなみに、柿は寒性だが干し柿は平〜温性であるので、冷え性さんは干し柿の方が良いかと思われる。
心配が尽きない状況ですが、当店にお立ち寄りの際には、ひっそりと静かに国産紅茶とおやつを楽しんでいただいたり、おうちで楽しむために茶葉をご購入いただけると幸いです。
通販サイト(https://shop.sarutoriibara-kocha.net/)でもご購入いただけます。
※当店では、マスク未着用のお客様のご入店はご遠慮いただきます。当店の階段登り口あるいは扉に貼っている、コロナウイルス感染対策の注意書きを必ずご一読いただき、ご納得された上でご入店ください。
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