2月にしては温か過ぎる朝。
今日は台湾のパイナップル入りヌガー(牛軋糖)に、台湾紅茶の作りに似た熊本県芦北のべにふうき という品種で作られた春摘み紅茶を合わせた。
穏やかな口当たりに、丸みのある甘い花香とフルーツ香が入り交じり上品に立ち昇る。
まったりし過ぎない、程よい甘香。
飲み終わりにはスンと桜葉のような香りがごく僅かに感じられる。
紅茶らしくもあるが優しい風味は、はじめて国産紅茶を飲む方にもすっと馴染む飲み心地。
フランス菓子としてヌガーを知ったのだが、もとを辿るとアラブのナッツや穀類、蜂蜜などで固めた菓子ハルヴァが中国で乳製品を加えられた菓子になり、フランスに渡り一般的に知られるヌガーの姿になったらしい。
食文化というのは誠に興味深い。
乳製品の風味の甘い飴の中からパイナップルの酸味とアーモンドの香ばしさが顔を出す。
以前作り手のべにふうきを台湾のパイナップルケーキに合わせて飲んだ時にも、パイナップルの風味とよく合うなと感じたことを思い出す。
お茶に合わせる食べ物が、お茶の風味に気づかせてくれたり、またその逆もある。
当店でひっそりと飲と食の相互作用を楽しみつつ、ひっそりと思い思いに何かを発見してくださると幸いです。
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