温かな関東、3月のはじまり。
今日は戴き物のぼらせんこと、東京ボランティア・市民活動センターが販売する無添加の煎餅の中から青のりの風味のものを。
こういうさまざまな市民活動をサポートする場所があるということも同時に知る。
合わせる紅茶は佐賀県嬉野のふじかおりという品種の夏摘み紅茶。
ふじかおりはきりっと心地よい苦渋味に、ふうわりと少し茉莉花(ジャスミン)を思わせる花香がクセになる品種だが、作り手の紅茶は程よい輪郭にしっかりめの発酵、鼻腔に抜ける花香の調和が好い。
最初の印象は軽やかながら、飲むほどにふじかおりの夏摘みらしいしっかりとした味わいが舌を覆っていく。
作り手の紅茶は、甘塩っぱい醤油風味の煎餅などと合わせたくなる。
合わせた煎餅は、餅米の甘味と醤油の素朴な風味と軽やかな食感に思わず感心。
化学調味料がもたらす、店主には舌に重過ぎる煎餅が多い中、好いものを教えていただいた。
青のりのアクセントが効いた醤油煎餅は、紅茶の風味を邪魔することなく紅茶の風味にすっと溶け、風味にほどよい広がりを与えてくれる。
お茶(ハーブやコーヒーも)が日課の人あるあるだろうか。
店主はいつからか、自分の選ぶお茶や飲んだ印象からその日の体調をはかるのが習慣のようになっている。
体調によって香味の印象は微妙に変わる。
強めの茶を体が受け付けない時は無理をしないように、こういった茶が美味しい時はこんな感じかなどなど。
国内だけでなく、世界的に目下難しい状況に置かれているが、ゆっくりとお茶を飲みほっと一息つき、目の前の飲んでいるお茶のこと以外何も考えない、ただぼんやり過ごす時間をあえて作ってみてはどうだろうか。
その時間がほんの束の間でも心身の休息になれば、どんなお茶でもその人にとって好き良き善きお茶なのだろう。
そんなことを考えながら、今でなくとも少し先にみなさまが国産の紅茶をゆっくり味わいに、ひょっこり当店を訪れてくださると幸いです。
※今月は通常より早く閉める場合がございます。予めご了承ください。
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