秋の空気を感じ、瞬きをした途端に冬になっていた。
そんなふうに季節を感じる今年。
今朝は、店主が長年茶請けとして大変気に入っており、ストックしているドライフルーツのひとつサンザシ(山査子)に、茨城県猿島のほくめいという品種で作られた春摘み紅茶を合わせた。
店主はサンザシを食べようとすると、毎回この猿島の作り手の紅茶を脳内で紐付けしてしまう。
自分でも不思議だなと思いながら、作り手の紅茶の中でも華やかな花香の中に、丁子に似た甘い木質の香りを感じるほくめいを選ぶ。
サンザシはバラ科の植物で、中医学では古くから消化促進や心血の停滞改善などに使われていて、西洋でもメディカルハーブとして似た目的で使われている。
日本の生薬学では欠落してしまったのはなぜなのだろう。
サンザシの茶請けは、サンザシの実に砂糖を加えて練り固めたもの。
茶と合わせると、やや土っぽく甘酸っぱい香味は、軽やかなベリーらしいますますよい風味となる。
今日合わせたほくめいの丁字の香味ととても共鳴し合い、後味はさっぱりと紅茶の香りの余韻だけが残る。
これからますます寒く乾燥した日が続く。
当店でひっそりと上質な国産紅茶で、乾いた喉を潤しお腹の中から温まっていただけますように。
※当店では、マスク未着用のお客様のご入店はご遠慮いただきます。当店の階段登り口あるいは扉に貼っている、コロナウイルス感染対策の注意書きを必ずご一読いただき、ご納得された上でご入店ください。
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