11月18日、19日の2日間、
12:00~21:00
試として店を稼働させることにいたしました。
そして
準備準備と焦りは募りながら
準備と焦りの間で米を麹で醸している。
我ながら、
この「醗酵」工程を手順から外すことができなかった。
どうしてもこれを使ったメニューを外すことができなかった。
既製品で済ませれば話は早いのだが
生きた麹の風味と比べてしまい話はのろのろと遅くなる。
米の香りと麹菌の香りが時間とともに融合して
湿度を帯びたやわらかな甘い香りに変化していく。
当店でご提供予定の国産紅茶の香気と味わいには
このやわらかな甘香がぴったりだと常々独りごちており
両者をそっと寄り添わせようと思っていた。
国産紅茶の華やかな香りにも穏やかな香気にも
どちらにも合うような。
しかし・・・
あるメニューは熟成させたい。
あるメニューは発酵させたい。
即席のできない融通のきかない、
店主の性格そのまんまの当店。
2日間はその中のすべてはご提供できないが
店用にと創り貯めたレシピの山を
これから少しづつ開いていけるように
精進あるのみ。