茶葉の店内セール（全品20〜40%OFF）は12/22（日）までです。
セールと併せて加藤けんぴ店さん（https://x.gd/ScXBd）の芋けんぴ3種を販売中ですが、もう1つ、当店の自家製フルーツケーキを12/19（木）から販売いたします。
無農薬の国産小麦粉や国産バターを使った生地に、沖縄産ラム酒に漬け込んだオーガニックのドライフルーツや自家製柑橘ピール、クルミをたっぷり混ぜ込んだフルーツケーキです。
焼き上げてからさらに沖縄産ラム酒を数回に分けて染み込ませた、しっとりとお酒の効いたケーキ。
ドライフルーツの種類はその時々で少し変化しますが、レーズン、カレンツ、柑橘ピールは必ず入り、ドライフルーツは生地を作る直前にお酒をまぶすのではなく、事前にしっかりとお酒に漬けていたものを使用します。低温でじっくりと焼くケーキは、店主が物心ついた頃から寒い季節になると時には母が、時には店主も一緒に作ってきた、店主にとって思い出深いケーキです。お酒が馴染んだものを、毎日少しずつ、薄く切ってお茶とともに食べる楽しみは格別。
沖縄産ラム酒の軽やかな風味が、穏やかな国産紅茶の味わいによく合います。
店頭で見かけるドライフルーツは海外産のものがほとんどで、旧店舗では他にお酒を使った定番のケーキもあったことから、何となく作る機会を逃していたケーキです。
特にこの2年ほどの間に、使い慣れた食材は一気に値上がりし、値上がりする前の2倍ほどになったものもあり、今後も値上がりし続けるだろうと思われます。
円安だけではなく、異常気象による農作物への影響、世界で起こる紛争やインボイス制度による影響もあります。
国内の酪農家の方々も米農家の方々も苦境に立たされ続け、廃業する方が加速度的に増えています。それを支えるはずの消費者の生活も、物価高騰などで苦しくなる一方です。
使い慣れた食材は、近いうちに以前のようには使えなくなるかもしれない、以前の価格帯では対応できないという危機感は増すばかりです。
それを確信するような出来事もあり（長くなりますので、このテーマについては改めてnoteに掲載していく予定です）、「これでもう最後かもしれない。そうなった時のために少しずつ作っておきたいもの、残された時間でやっておくことを整理をしていこう」という心境になりました。
クリスマスシーズンのこの時季は華やかなお菓子がたくさん出回りますが、厳選した材料を使用した、素朴な見た目の当店のおやつも選択肢に加えていただければと思います。
日持ちのするケーキですので、ご自宅で毎日少しずつ切り分けて、美味しいお茶（実はさっぱりとしたコーヒーとも合うんですが）とともにお楽しみいただけたら幸いです。
店内でもお召し上がりいただけます。お酒が効いているので小さめのカットでご提供いたします。
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