サルトリイバラ
猿捕茨
学名: Smilax china
科: サルトリイバラ科(ユリ科)
属: シオデ属
別名: ガンタチイバラ・カカラ・山帰来(近縁種)
生薬名: 菝葜(バッカツ)
樹形: 落葉つる性木本
花言葉: 元気・屈強・不屈の精神
名の由来: 蔓にある棘が通りかかる猿をも捕まえる茨の意による。
その他小話
根径は、ステロイド系のサポニンを多量に含む。
民間薬として、梅毒、るいれき、瘡毒、関節の痛み、利尿、下痢止めなど。屠蘇散に配合される。
西日本では柏ではなくサルトリイバラの二枚の葉に米粉・小麦粉をこねて包み、蒸して餅菓子にして使う。カカラダンゴ、カカラ餅という。
葉の落ちた蔓と赤い実はクリスマスリースにも利用される。
近縁種 山帰来(生薬名:土伏/ドフクリョウ)の名の由来には諸説あるが、民間薬の毒消しと聞いて病人が山中に入り、熟した赤い実を食べて元気になり帰って来たという説や、山中で病気になったものが赤い実を食べて元気になり無事帰ってきたという説などがある。